高卒認定試験の勉強法 関ジャニも使った知っておくべき8つのポイント 2

1日の勉強時間と科目ごとの本番の時間の使い方

あなたがよほどの超人でない限り、長時間ものごとに集中するのはたいへんなことでしょう。ましてや、それが勉強ともなれば、なおさらです。

ところで、学生時代を思い出してみてください。小学生なら40分、中高生で50分、大学生なら90分くらいがだいたいの授業時間の目安となっています。そして合間に休憩時間があります。

これには理由があって、各年代の、脳の疲労具合を考慮して、時間が設定されているといわれています。

ですから、成人の場合、1時間程度は、集中して勉強できるはずなのです。「そんなに集中力が保てない」というのは、「慣れていない」からです。

反対に、1日の勉強時間が多く確保できる場合であっても、60分から90分をめどに、休憩をはさみながら行うのが、効率が良いと言えます。

また、「慣れていない」うちは、あえて時間のハードルを下げることも継続のコツです。「15分でもいいから、毎日やろう」と決めて、決めたからには、必ず実行する。これもひとつの方法です。

回答に時間がかかる科目の試験時間の配分

【英語】

【数学】

高卒認定試験の数学は、基礎がしっかりわかっていれば解ける問題ばかりです。問題の難易度も、特別難しいものもなければ、特別易しいものもないという傾向があります。

試験が開始されたら、自分の得意なところから手をつけるようにしてください。苦手意識を持っている人が多い科目ですが、高卒認定試験は「知っていれば解ける」レベルの問題が中心です。十分学習しておけば、合格は難しくありません。

【日本史A】

高卒認定試験の日本史Aの試験には、外してはいけないコツがあります。それは、資料の読み取り問題をどうするかということです。

資料の読み取り問題は、時間がかかってしまう割に、3問程度しか出題されず、1問3点としても、9点しか取れません。そこで時間を使いすぎてしまっては、解ける問題をマークする時間までなくなってしまう恐れがあります。自信がない場合は、捨ててもいいでしょう。そのほかの問題に時間を使いましょう。

【世界史A】

世界史Aでは、リード文という問題文がかなり長文になっている場合が多いです。ですので、まともに読んでいては、規定時間内にすべての問題を解く前に試験が終了してしまうこともあります。

攻略のカギとして、「世界史Aのリード文は長く読まなくてよい」という傾向があります。つまり、あるワードに対して、設問の選択肢が用意されているパターンが多く、設問のワードとリード文の前後関係はまったく関係ないパターンが多いのです。

簡単に言えば、リード文はさっと読み、いきなり設問から入ってしまっても、問題なく解答できます。そのようにして、時間を上手く使いましょう。

【現代社会】

一番の特徴は、読み取り問題・グラフ問題の多さです。これは、時間のかかる問題ですので、まずは、単純に言葉の意味を問うような、知識問題から手をつけます。そして、グラフ問題へと進みます。

グラフ問題は、全体の約1/3程度出題される傾向ですので、そちらよりも、簡単に解ける残りの2/3を優先する方が効率よく点数が狙えます。

【科学と人間生活】

理科系の、生物・化学・物理・地学の4ジャンルから2項目ずつ、計8つの大問からの出題です。生物・化学・物理・地学の2項目からさらに1項目を選択し、4つの大問を解答する形式です。

他の科目に比べると、ここが少し変わっているところです。まずは、この仕組みと、自分がどの項目を選ぶのかということを把握しておきます。あとは、計算が含まれる物理ジャンルは、時間がかかるので、後回しにして、言葉の意味を問われるような暗記系科目から攻めます。

おすすめの順番は、地学→生物→化学→物理です。自信のない解答には、問題用紙にチェックを入れ、見直しができれば理想です。試験終了10分前には、見直しに入りたいところです。チェックした自信のない解答を中心に、しっかりと見直しましょう。

小学高学年レベルが怪しい人の勉強法

重視すべき科目

理解系の科目を重視すべきだと言えます。算数ができないと、その後の数学が理解できなくなってしまいます。

科目によって大小差はありますが、基本的には、どの科目も、小学生や中学生範囲の基礎が無い状態で、高校生レベルをいきなり理解するということは困難な場合が多いでしょう。

どのあたりから勉強すればいい?

本屋さんに行けば、学年ごとにドリルが売られています。特に算数は、理解しないまま進むと、必ず数学でつまずきます。

時間を割いてでも、わからない学年の範囲からやり直すことが結果的に高卒認定合格の早道になります。

どうしても勉強がわからない場合

高卒認定試験に対策費用をかけることができるのであれば、個人塾や、通信教育、家庭教師など、専門家の指導を受けることが良いと思います。

内容によっては、身近なひとに聞くことで解決することもあるかもしれません。どちらにしても、独学での理解がむずかしいのであれば、力を貸してもらえる人を探しましょう。

大学進学も視野に入れた勉強法

大学進学を目指している人は、高卒認定での勉強の先に大学の入学試験があることを忘れてはいけません。センター試験+入試科目を重視して、勉強を進めなければなりません。

「A」と「B」がある科目なら、高卒認定試験に合格しやすいのは「A」ですが、進学に役立つのは「B」です。

数学も進学を希望するなら、「Ⅱ・B」や「Ⅲ・C」まで手を広げなければならないかもしれません。

つまり、そもそもの学習範囲がかなり違うということです。ただ点を取れば良いということではなく、学力をつけ、理解を深めていかなければなりません。

大学入試と高卒認定の特徴をしっかりと把握しましょう。重要です。高卒認定試験は、8科目の合格が必要な場合、網羅的にいろいろな科目を勉強する必要があります。

しかし、大学入試は、受験科目を絞ることができます。これはある意味メリットです。得意な分野で勝負することもできますからね。

高卒認定試験と大学入学試験を平行して行う場合は、力を入れる科目とそうでない科目を明確にわけて進めるようにしましょう。

心構えとしては、「あ、この問題解けたら面白かったな」とか、勉強している科目に対して、興味をもつことがとても重要です。

歴史範囲などは、漫画やドラマ、映画をみることでも、勉強になったりします。まずは普段からアンテナを張って、興味を持ちましょう。興味のないことは、なかなか自分の頭には、入ってこないものです。

高卒認定試験を独学で合格できるか迷われている人

自分が高卒認定を独学で合格を目指せるのかどうかを迷っている人、結構多いです。もちろんその人の努力次第でどうにでもなります。

ここではその点ではなく、独学をやってスムーズに合格できるか、対策講座を受けた方がスムーズに合格出来るかの判断基準をお伝えしたいと思います。独学をするかどうかで迷っている人は参考にしてみて下さい。

1度試験をやってみる

高卒認定試験を独学するかどうかで迷われている人は一度、高卒認定試験を過去問や模擬試験で受けてみることです。

例えばそのとき、英語がまったく読めない、わかる単語が数えるくらいしかない、とか、数学の文字式が暗号にしか思えないという状態ならば、独学は難しいでしょう。

様々な事情があるとは思いますが、高卒認定試験を受ける方は、学校で本来習うべきところが抜けている状態です。この空白期間を埋めるのが、独学では思いのほか困難です。高校では、先生がいて、定期テストがあり、3年通ってようやく卒業できるのです。

これを自力で再現するのは、極めてたいへんなことです。高卒認定試験を独学でいけるという人は、元々基礎的な部分に自信があり、学力がそこまで衰えていなかっただけというパターンが多いです。

勉強が苦手なひとは、やはり外部からの刺激が必要です。経済的な事情も考慮しなければいけませんが、いくら高卒認定が取得しやすくなっているとは言え、独学で大丈夫と安易に言い切ってしまうのは、少し無責任な気がします。

独学が心配な方は高卒認定の通信講座デメリットメリット 価格は?添削だけ?を参考にしましょう。

まとめ

もう1度ここでお伝えしている事をまとめると

これらをお伝えしました。あなたが高卒認定試験受験を考えていてどんな状況の人でも役立つ内容です。あなたが当てはまる箇所を何度も読み返して下さい。

何か役立つ事はあった?

たくさんあった!けど1度では無理だ…

そうだね。長いからね。必要な箇所だけ何度も読むといいよ。

やだ

えっ…