高認物理基礎の過去問と勉強法 押さえておくべき4つのポイント

高認物理基礎の出題傾向

平成25年度までは物理Ⅰで、平成26年度からカリキュラム改訂によって物理基礎となりました。

物理基礎の問題は物理Ⅰに比べて出題範囲がせまく、しかも基礎的な問題に限定されています。

出題に偏りはなく、教科書(テキスト)のすべての部分から出されています。ただし、力と運動に関する問題が6割を占めており、残り4割が熱、波、電気、エネルギーについての問題となっています。

計算問題は基礎的なものがほとんどで、公式を覚えるだけでなく、どのような現象がおこっているのかをイメージとして理解しているかどうかを問いかける問題が多くなっています。

高認物理基礎の出題傾向に変化は?

第1回、第2回ともに偏りなくすべての分野から出題されており、目立った変化はありません。

40点を目指す為に捨てる項目と重要な項目

力と運動に関する問題が6割出題されているので、この部分を捨てることはできません。

熱、波、電気、エネルギーの部分については、不得手なところを後回しにすればいいでしょう。ただし、エネルギーについては計算問題があったとしても単純なもので、常識的な問題がほとんどなので準備作業は容易だと思われます。

押さえておきたい勉強方法・受験時のコツ

高認物理基礎では多くの数式が出てきます。これを暗記することは勿論ですが、その式がどのような現象を表しているのかをイメージとして理解しておくことが重要です。

また公式を用いる基礎的な練習問題をできるだけ多く解いておくことも大切です。テキストの暗記よりも練習問題に重点を置いた勉強が望ましいでしょう。

受験時は、難しそうな問題は後回しにして出来そうなものからどんどん解いていくことが大切です。時間が余ったときに難問に取り組めばよいのです。