高認化学の過去問と勉強法 押さえておくべき4つのポイント

平成28年度第1回、第2回からわかる変化と出題傾向

5つの大問の内容:大問1は「化学と人間生活とのかかわり」、「物質の探求」、大問2は「物質の構成粒子」、大問3は「物質の化学結合」、大問4は「物質量」、「化学反応式」、大問5は「化学反応(1)酸・塩基と塩」、「化学反応(2)酸化と還元」という編成は変わっていない。

「化学基礎」の新しい範囲である、「化学と人間生活」、「熱運動と物質の三態」、共有結合と分子の中の“分子の形と極性”、“高分子化合物”については出題傾向がまだ安定していないが、それ以外の従来の範囲は比較的まんべんない出題になっている。

今年度の出題傾向を節ごとにまとめる。

第1章-1
プラスチック、アルミニウムのリサイクルがポイント。
飲料水、洗濯用洗剤のような生活に密接な話題。

第1章2
純物質と混合物の区別、同素体、炎色反応と沈殿反応による成分元素の確認など。熱運動と物質の三態は第2回で出題。

第2章-1
原子の構造、電子配置、周期表。うち同位体、電子配置から原子を推定する問題が頻出。周期表の問題は難問化している。

第2章-2
イオン結合、共有結合、金属結合やイオン結晶、共有結合結晶(ダイヤモンドと黒鉛)、金属結晶。分子の形と極性は2回とも出題、高分子化合物は第1回に出題。

第3章-1
物質量は毎回出る。原子量、分子量、溶液の濃度の計算問題はどちらかの回に出題。

第3章-2
化学反応式の正誤判定、化学変化の物質量計算。触媒の関与する化学反応のような、「化学」の単元の反応が出ることあり(第2回)。

第3章-3
酸・塩基の特徴、中和滴定、指示薬など。中和滴定操作と計算法になれる必要があるが、以前のような難問はなくなった。

第3章-4
酸化・還元と酸化数が2回とも出題。電池は第1回のみ。

例年出題されていたが減少した項目

平成27年度と同様、第3章4の電気分解が出題されなくなった。電池の項目も問題が易しくなった。

実験操作の問題は、今年度は海水の蒸留法(第1回)、グルコース水溶液の調製(第1回)があるが、従来の複雑な中和滴定操作の問題の代わりに指示薬色変化(第1回)だったので、受験者は解答しやすかったであろう。

高認化学で40点を目指すために捨てる項目と重要な項目

「化学基礎」はこれまでの高認化学とくらべて出題範囲が絞られたので、勉強しやすくなったといえる。

  • 「基本的な問題をこれまでよりやや深堀りする」
  • 「物質量の計算力をつける」

のが高得点につながる。

「化学と人間生活」の勉強方法は、教科書の理解のほかに、日ごろから社会的に話題になっている事項:オゾンホール、経口補水液などにも目配りしておくのが望まれる。

高認化学で押さえておきたい勉強方法

分からない所が分からないのはなぜですか?

やはり全体的にどこかが抜け落ちていたらどこが分からないかが分からなくなります。

国語や数学のような科目の基礎知識をもって化学には取り組んでほしいです。基礎的な知識の背景がないと化学が分からなくなる可能性があります。

では国語や数学から先に勉強した方が良いですか?

実際カリキュラムはそうなっていると思います。簡単な計算で良いですが、計算力がないと問題の意味が分かっても正解が出せません。

英数国をまずはやることをお勧めします。

面白勉強法はありますか?

先ほどもお伝えしたように化学を勉強するという事は英数国を勉強する事にも繋がります。分けて考えずに同時にやっているんだという意識を持つ。

数学が例えば苦手な場合、化学をやる事で数学も同時にできているんだと思って前向きにやる事です。どの科目でもそうですが必要最低限覚えることはあります。

そこは何が何でも覚えざる得ない。英語がアルファベットを覚える必要があるのと同じで化学の場合は元素記号など。これは嫌でも覚える必要があります。

苦手を克服する為に?

まずは元素の周期律を丸暗記する。これは非常に大事。それが出来れば約50%が出来たと同じです。これは便利で生物でも地学にも使えます。ポイントは元素記号を覚える事ですね。

後は暗記の科目だと認識する事。苦手な人は人などのエピソードなどと一緒に覚えると覚えやすいですね。

例えばニュートンやボイルなどはすごい人ですが、個人的にはかなり怪しい人物なんですね。そんな事を覚えておくと覚えやすいですね。

高認対策は?

もちろん計算する問題も約25%出ています。しかし残り75%は知っていれば解けるという問題です。

物質の構成、物質の反応これらは数学的な要素が必要ですが他は暗記で点数が取れます。

過去問で勉強してみる